現役のK-1チャンピオン金子晃大によるトレーニングと称した暴行を受け続けたAさん。
鼻を折られ脇腹の骨を移植する手術を受け、顎の骨も折られた所を手術する必要があるほどの暴行受けていた。
金子晃大は、「暴力で支配したAさんを働かせ、その働いた金を上納させていた」とAさん。
金子は、Aさんに毎日、細かく働き先を指示し、勤務中も連絡をし、ちゃんと金を稼いでいるか確認するという始末。
これが本当なら半グレとやっていることは同じ。格闘家の風上にも置けないということになる。
今後、格闘技界から永久追放も免れないだろう。
バイト代を上納しろ!
引用:デイリー新潮
Aさんは「暴力で脅され、金も上納され続けた」と話す。
トレーニングに同行し、動画を撮影させてやった見帰りに受講料を払え
金子はご丁寧に日払いアルバイトを紹介し、会うたびに1〜2万円巻き上げた。
月払いの給料がまとめて入ってきた時、一度に十数万支払わされたことも数回あるという。
金子に上納する日々が1年半ほど続いた。
逃げられない様にLINEで管理
引用:デイリー新潮
金子がAさんの生活を異常な形で管理している様子はLINEに複数残っていた。
2人だけのグループLINEがいくつも作られ、Aさんは金子に事細かく報告が義務付けられた。
【A収支記録】【A仕事】【A仕事日払い】2人だけのグループLINEが無数に作られた
Aさんは金子に事細かく報告が義務付けられた。
【A仕事】のグループLINEに出てくるのは、さまざまな服装をしたAさんの自撮り画像。
ヘルメット姿の警備員、ピザ屋の配達員、コック帽を被った料理人…
Aさんはアルバイトをする度、このような画像を金子に送っていた。
「ちゃんと勤務しているか証拠として送るよう指示されていたのです」(Aさん)
そのすべての顔には痛々しい傷跡があった。目が開けられないくらい腫れ上がった目元。絆創膏の位置も日によって変わっていく。
そんなAさんに金子はこんなメッセージを送っていた。
金子の指示メモ
「明日の日勤も入れとけ」
「夜勤、明日11時から派遣」
「明日の夜勤探しておけ」
【A 収支記録〉というグループLINEには、
ストップウォッチ1639円、12/6 交通費1000円Suicaチャージ済み、など、Aさんが支出した金銭を領収書の画像と一緒に報告する記載も。
何にいくら使ったか細かく報告するよう言われ、従わないと金子に殴られました。
「死にたい」富士の樹海へ
毎日殴られていた金子から、仕事中も頻繁に電話がかかってきたという。
電話に出られないと『必ず出ろ!』と次に会った時に殴られる。
無理やり夜勤も入れさせられるので、昼夜休まることもありません。
警備仕事の夜勤中にある3時間の仮眠タイムが、金子からの電話に悩まされない唯一気が休まる時間でした。(Aさん)
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200万近い金を搾り取られた
1年半、労働を強要され金子には200万円以上、上納させられた(Aさん)
そして、私には同じくらいの消費者金融からの借金が残りました」(同)
12月下旬、Aさんは夜勤明けに自殺の名所として知られる青木ヶ原樹海へ向かった。
「いくら働けど金子に巻き上げられ続ける。もう死にたいと思ったのです」(同)
だが入り口でボランティアに呼び止められ保護され、警察から親元に連絡が行き、迎えにきた親に実家に連れ戻され、親にすべてを打ち明け警察に被害届を出すに至ったと話すのである。
LINEで管理する必要があった
LINEでAさんを管理していたのは事実ですと金子は語った。
それも本人から申し出たことです。彼には借金があった。けれど寝坊したりしてすぐクビになるので、私が日払いバイトを紹介した。
そして彼から生活を管理してほしいと頼まれ、あのような形で申告させていたのです。私は彼から金を取ったことはありません。
むしろ、彼が私のガウンやトレーニング道具を持ったまま突然消えたので大きな損害です。
チケット代など私に対する未払い金も残ったままです。と金子は正当だと主張したとのこと。
実態は違う!とAさん
引用:デイリー新潮
借金はあったことは事実ですが、金子に上納するようになってから生活が苦しくなって仕方なくできた借金です。
立て替え金請求の件については、父が代わって反論する。
なんと、金子の代理人と名乗る弁護士(駐・現在の代理人とは別人)から内容の通知書が届いた。
息子に預けたトレーニング用具などが返却されていないとして『300万円』の弁償を求める内容。
しかし、息子(Aさん)に詳しく話を聞くと、全く違う内容だった。
Aさんは、金子の私物の管理を押し付けられ、すごい量になっていったので、わざわざ自費で月々5500円払ってトランクルームまで借りていた。
『金子から雑用をやらされたが、最初の1、2度は3000円もらったが、その後は全てタダ働きだった』
何より息子は長期間、暴力で脅され金を巻き上げられてきたのです。
息子から真実を聞いて代理人に再度電話して全てを打ち明けたら、しばらくして『辞任しました』という通知が来た。
ここも金子の行動が腑に落ちない点でもある。
Aさんが正しいとすれば、それは押し付けた借金である。
そして、この当時の代理人もかなり怪しいと言わざる得ない。
K-1の運営会社の対応は?
デイリー新潮の取材申し込みに、金子が所属するK-1の運営会社「M-1スポーツメディア」は、「お答えすることはありません」とのこと。
近く千葉県警は金子を書類送検する予定で、その後、検察庁が起訴か不起訴かの判断を下されることになる。
まとめ
金子は暴力で支配し、Aさんを追い詰め、働かせて金銭を要求するという事件で訴えられている。
これが本当なら、暴行だけでなく、金銭関係の罪、また、精神的ストレスを与えた罪に問われるだろう。
そうなった場合、格闘技の世界に戻ることが不可能だ。それでなくとも格闘技と暴力の区別がつかない若者が多い世の中だ。
事実であった場合はK-1もチャンピオンということで優遇したり、やわな処罰で逃げるようなことはしないでほしいものだ。
最後にAさんは、「今は金子の洗脳からはすっかり目が覚めました。今でも格闘技界への思いが捨てきれない自分がいます。そんな世界で彼が脚光を浴びている姿を見るほど辛いものはない。運営にはベルトを剥奪し戦績を抹消して欲しい」と訴えている。事実の確認を待つ必要がありそうだ。